INTERVIEW
先輩・所長紹介

インタビュー中川工務店で働く社員を紹介します♪

施工管理

所長/1991年入社

林中 桂三(京都科学技術専門学校)

学生時代の思い出 高校まではずっと野球に打ち込んでいました。その後はバイトや遊びに時間を費やし、夏は海、冬はスキー、春や秋はバイクでツーリングに出かけたりと、楽しい思い出をたくさん作りました。
休日の過ごし方 遠方に出かけることが好きです。おいしい物を食べに行ったり、名所に行ったりなど。普段の生活との違いを楽しんでいます。
大好物 チョコレート、お餅、チーズ

この仕事の「面白さ」は何だと思いますか?

 自分の考えで工夫を重ね、どんどん改善していけるのが面白いところだと思います。僕たちが普段仕事をしている現場は、いわば「一つの小さな会社」のようなものです。責任者である自分は、"その会社の社長"になったつもりで、総合的な管理を行っています。「もっと高品質で良い建物をつくるためには?」「働きやすい現場にするためには?」「しっかり利益を確保するためには?」などなど、考えるべきことは尽きません。敷かれたレールの上をただ走るのではなく、お客様や、パートナーである職人さん方、そして会社の利益のために、何がベストな選択なのか? 自分で考え、試行錯誤しながら進められるところが所長の醍醐味だと思いますね。また、長くても一年半ほどで一つの工事が完結するので、しっかり区切りをつけて、気持ち新たに次の現場に向かうことができます。そのような「飽きることがない」ところも気に入っています。

 若い方にはぜひ、所長や先輩の考えを聞いたり、仕事の進め方を近くで見たりしながら、様々な事柄をインプットしていってほしいです。僕自身も、そんなふうに所長の側で学びながら、「自分だったらこの状況で、どうするか」という選択肢を増やしていきました。その経験は、入社5年目で初めて現場責任者を任されたときにも大いに役立ちましたね。

 施工管理というのは、実際につくりあげた「建物」の出来で評価される、誤魔化しのきかない仕事です。だからこそ僕は、「自分の手掛けた作品を、最高の状態で、自信をもって世の中に送り出したい」一心で仕事に打ち込んでいます。その成果をお客様へお披露目して「本当にいい建物をつくってくれた。ありがとう」と感謝の言葉をかけてもらえると、それまでの苦労が吹き飛ぶほど嬉しくなりますね。

中川工務店はどんな会社だと思いますか?

厳しくて、優しい会社」だと思います。「厳しい」というのは、建物づくりに対する厳しさです。たった一つのミスが、大きな損失や、大切なお客様の信頼を失うことに繋がってしまうことをよく理解しているからこそ、各現場に対する目配りは厳しくなりますし、僕たち所長も同じ意識をもって、若い世代の指導にあたっています。「他社に負けない技術者集団として、ものづくりへのプライドをもってほしい」。所長も若手も関係なく、僕たちに期待されているのはそういうことだと実感しますね。

 反対に、人は「優しい」です。社長も社員一人ひとりのことを本当によく気に掛けてくれています。中川工務店はいわゆる大企業ではないので、一人ひとりがとても重要な役割を担っています。普段の仕事は各現場で行うわけですが、社員同士で情報を共有するなど連帯感があり、またアットホームな雰囲気もあります。それは僕の入社時から変わらない良さだと思いますね。

建築業界を志す学生の方々に、メッセージをお願いします!

 やりがいを持つことも大事ですが、僕は「仕事をしていて楽しい」と感じられるのが一番ステキなことなんじゃないかなと思います。だから「ものづくりが好き!」という気持ちは、ずっと大切に持ち続けてほしい。もちろん施工管理は大いにやりがいのある仕事ですが、僕の場合「好き」だからここまで続けてこられたというところがあります。「自分の作品が、地図の一部として後世に残る」— そのことに楽しさを見出せる人と、ぜひ一緒に仕事がしたいですね。

 月並みですが、「挨拶」と「整理整頓」は学生時代から心掛けるようにすると必ず仕事でも役立ちます。部下にもよく「几帳面になりなさい」と伝えているのですが、日頃から徐々に意識していくことが大事だと思いますね。